ムラサキハナナ [美猫キャスター]
「こんばんは〜」

「全国的に雨の一日となり満開の桜でお花見ができなくて、
残念な週末となったところが多かったようです。」

「空を覆うばかりに咲く桜もたいへん見事ですが
ムラサキハナナという花も見頃を迎えています。」

「ムラサキハナナは、江戸時代に中国から鑑賞用に輸入されました。
こぼれ種から、道端や空き地などで野生化しているのが見られます。」

「標準和名はオオアラセイトウと言うのですが
菜の花に似ているところから、一般にはムラサキハナナと呼ばれいます。」

「ショカツサイ、と言う別名もあるのですが、その由来は
三国志の英雄、諸葛孔明に由来するとされ
戦の時に軍陣で栽培し、兵士の食糧にしたことからと言われています。」

「気温もすっかり高くなり
色とりどりの花が競うように咲いています。
雨が降らないと植物も育たないとわかっていても
行動制限のない春をやっと迎えた今年は残念に思ってしまいますね。」

「桜以外の花も次々見頃を迎えますので
晴れた休日はしっかりと楽しみたいですね!」

「それではごきげんよう〜!
キャスターのらいむがお伝えしました!」
馬酔木 [美猫キャスター]
「こんばんは〜、ご無沙汰しておりました!
みにゃさまは桜が咲いたり、WBCで侍ジャパンが優勝したりと
賑やかな日々を過ごされていたのではないでしょうか?」

「各地で桜の開花も聞かれる季節になりましたが
この花も各地で見られるようになりましたね。」
「馬酔木(あせび)です」

「可愛らしいお花なのですが、実は全草にに毒があり
奈良公園では鹿も食べないことで有名です。
“アセボトキシン”という強い毒成分が含まれていて
この草を馬が食べると酔ったようにふらつくことからこの名がついたと言われます。」

「この毒成分を生かして、葉を煎じてその液を植物に撒いて
殺虫剤として利用されたりもしています。」

「馬酔木は古来から日本人が親しんできた植物で
万葉集には馬酔木を読んだ詩も詠まれていたことから
奈良時代末期頃までには庭園には馬酔木が植栽されて鑑賞されていたと見られます。」

「白い壺型の花の後には小さな実がつきます。
初夏の頃には赤みを帯びてこれも可愛らしいんですよ。」

「もちろんこの実にも毒が含まれているので食べられません。
これから色々な木々が花を咲かせて実をつけます。
花の後にどんな実がなっているのか探してみるのも楽しいですね。
それではご機嫌よう〜!
キャスターのらいむがお送りしました。」
寅祭り [美猫キャスター]
「こんばんは〜
2月25日、26日は奈良県生駒郡の信貴山では
毎年恒例の寅祭りが開催されます。」

「今から1400年の昔、聖徳太子がこの山で毘沙門天王をご感得されたのが
寅の年、寅の日、寅の刻であったことから、信貴山の毘沙門天様に寅の縁日にお参りすると
聖徳太子にあやかって良いご利益を授かるとして昔から信仰を集めてきました。」

「寅の月の特別開廟として秘仏の毘沙門天様も公開されるんですよ。」

「世界一の福寅も皆さんをお待ちしていますよ。」

「コロナ禍で中止されていたフードフェスも3年ぶりに再開され
奈良県内外から出店が予定されています。
観光物産展も同時開催されますのでこちらも楽しみですね。」

「明日の奈良の天気予報は曇り時々晴れで
雨の心配はなさそうです。
最高気温の予想は8度と寒さは厳しそうですので
お越しの際には防寒対策をお忘れなく。」

「それではごきげんよう〜」
みかん [美猫キャスター]
「こんばんは〜
寒暖差の激しい時期ですがお元気にお過ごしでしょうか?

「シーズンも終わりになってきましたが
まだまだこたつでみかんなんて方も多いのではないでしょうか?」

「みかんは初夏に花を咲かせて秋から冬に実をならせます。」

「白い直径3cmの小さな白い花はジャスミンに似た芳香を放ちます。
みかんは植え付けから実をつけ始めるまでに3年から6年かかると言われています。」
「みかんの木が一つの実を実らせるためには25枚の葉っぱが必要と言われてるんですよ。」

「みかんにはビタミンや葉酸、カリウムなど栄養が豊富に含まれ
美容や健康によいといわれていますね。」

「また、みかんの皮を干したものは陳皮と呼ばれて漢方の生薬として利用されるほか、
七味唐辛子の原料の一つとしても使われています。」

「みかんの皮を天日で干したものをお風呂に入れると入浴剤として使うことができます。
とても身体が温まるんですよ。」

「立春も過ぎて各地から早春の花の便りも聞かれるようになりましたが
冷え込みの厳しい日もありますので
旬の果物を食べて乗り越えたいものですね。

「それではごきげんよう〜
キャスターのらいむがお伝えしました!」
大寒 [美猫キャスター]
「こんばんは〜」

「10年に一度クラスの寒波が引き続き影響を及ぼし
まだまだ猛烈な寒さの日が続いていますね。」

「暦の上でも大寒と呼ばれ一年のうちでも最も寒いと言われていますが
今年の寒さは特に厳しいです。」

「そんな厳しい寒さを乗り切るために食べると良いとされるのが
昨年も紹介した『寒卵』

「それともう一つ、お餅も良いとされているんですよ。
大寒の朝に汲んだ水は『寒の水(かんのみず)』と呼ばれ
縁起物として知られています。」

「寒の水で炊いた米でついた餅は『寒餅』と呼ばれ
こちらも大寒に食べると縁起がいいと言われています。」

「なかなか気軽には食べられませんが
天然物の伊勢海老がこの時期が旬と言われています。
おせち料理にどドンと乗っていたりしますが
豪華さの演出だけでなく、旬の食材だったのですね。」

「暖かく栄養のあるものを食べて
この寒さを乗り切りたいものですね!
それではごきげんよう〜」
強い冬型の気圧配置です [美猫キャスター]
「こんばんは〜」

「1月21日は強い冬型の気圧配置となり
北海道や東北では風が吹き荒れ、大雪となったところもありました。」

「今は一旦緩んでいますが
24日から26日にかけて再び強い冬型の気圧配置となることが予想され
今季一番の寒気が流れ込む見込みとなっています。」

「気象庁は日本列島の日本海側を中心に大雪や猛吹雪、
大しけに警戒するように呼びかけています。」

「25日の寒気の予想では大雪の目安となる上空1500メートルで
マイナス12℃以下の寒気が日本列島をすっぽり覆うことが予想され
低温に対する警戒も必要となりそうです。」

「25日は冷え込みの底となることが予想され
水道管が凍結する目安となるマイナス4℃が東京都心や福岡市でも予想されています。」

「少しずつ水を流し続ける、剥き出しの水道管を布などで覆うなど
対策を今のうちに確認しておいてくださいね。」

「雨や雪で路面が濡れた後に冷え込むために路面が凍結する恐れがあります。
日が当たりにくい場所や凍結しやすい場所の確認もしたほうがいいですね。」

「それではみにゃさま、寒さ対策をしっかりしてお過ごしくださいね!」
無患子 [美猫キャスター]
「こんばんは~!
28日が仕事納めと言う方も多かったのではないでしょうか?」

「今日はこの大きな木を紹介したいと思います。」

「神社などでも見かける木で大きい木だと20mにもなるんですよ。
無患子(むくろじ)と言う木で名前の由来はこの木が家にあると
病を知らないとして「無患子」と呼ばれるようになったせつもあります。」

「魔除けの力があるとも言われるこの木には実もなります」

「実の大きさは2cm程度で秋には黄色く熟します。」

「中の実は黒く、数珠の材料としてもつかわれるんですよ。
その昔、お釈迦様は厳しい修行の中で無患子の種を108個つないで数珠を作り
弟子や如来様に配ったという伝説があります。
ところでこの黒い種、どこかで見た事があると思いませんか?」

「そう、羽根つきの羽根の黒い部分です。
羽根つきには、魔除けのおまじないという意味もあるのです。
古くは蚊は病気を運ぶ虫として厄介なものでした。
そこで蚊の天敵トンボをかたどった羽根をつけて
蚊を追い払ってくれるようにと願いをこめていたんだそう。」

「最近はお正月に羽根つきの音を聞くことも少なくなりましたが
猫にとっても厄介な病気を運ぶ蚊は払ってもらえた方がありがたいですし
人間の皆さんにはお正月に向けて羽根つきの準備もしていただきたいですね!」

「それでは良いお年をお迎えくださいね!
キャスターのらいむがお伝えしました~」
信貴山 開山堂 [美猫キャスター]
「こんばんは~
いよいよ寅年の2022年も残り少なくなってきました」

「寅のお寺として有名な信貴山朝護孫子寺の
世界一の福寅の周囲の木々寂しくなってきましたね。」

「参道の途中にはまだ紅葉の美しいところもあります。」

「そんな信貴山には仁王門からまっすく進んで階段を上った位置に開山堂があります。
堂内の須弥壇には四国八十八カ所のご本尊がお祀りされています。」

「ご本尊の写真は残念ながらここでは紹介できませんので
最後にリンクを用意しておきますね。」
「堂内には四国八十八カ所各寺院のお砂が敷かれており、
信貴山に居ながら四国八十八カ所お砂踏みめぐりができるんです。」

「開山堂の前にある店でお札を購入。」
「八十八枚で200円です。」
「両替も1円玉、五円玉、十円玉とそれぞれしていただけます。
これを持って堂内の八十八か所の札とお金を納める箱に入れて回ると
八十八か所をお参りしたのと同じ功徳がえられるのだとか。」

「とてもありがたいですね。
現在信貴山では特別ライトアップを18日までしています。」

「17日(土)と18日(日)には寅年感謝望年まいりもあります。
寅年の締めくくりにお参りするのも良いかもしれませんね。
では、ごきげんよう~。」
※ 信貴山のリンクを下にはっておきますね
https://www.sigisan.or.jp/keidai/
熊野筆 [美猫キャスター]
「こんばんは~」

「広島県熊野町の伝統工芸品『熊野筆』をご存知の方は多いと思います。
江戸末期に産業として始まり、書道用のほかに化粧筆が世界的に有名ですね。」

「町内に〔筆司〕と呼ばれる職人が約1500人いますが
そのうち名人は20人足らず。高齢化も進んでいます。」
「手作りの筆は筆先の膨らみなどがそれぞれ異なりますが
検品は職人に委ねられ、良品・不良品の判定にばらつきがでます。
そこでメーカーの「晃祐堂」は、AIの画像認識に着目
データ分析を手掛ける企業と共同で筆先の検品を自動化するシステムを導入しました。」

「筆の数百本の画像を全方位から撮影し、画像約5000枚のデータから不良品を検知。
〔職人の目〕を持つAIで不良品の判定制度を90%以上に高めたそうです。」

「試作版はチーク用化粧筆の検品に使われるそうで
約300種類ある晃祐堂の筆全体への対応はこれからだそうですが
長年の経験と感覚を持つ職人の判断基準をAIで再現できれば
熊野筆も後世に伝承できると期待されています。
「私としてはこの筆先が気になって仕方がないので
不良品になったものは猫用に販売していただくのも良いんじゃないかと思います。」

「それでは、ごきげにょう~」
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今回の記事作成にあたっては
2022年5月11日読売新聞 関西経済面を参考にさせていただきました
画像は著作権フリーの物を2枚使用させていただいてます
伊勢神宮で見かけた木の実 [美猫キャスター]
「こんばんは~」

「今日は伊勢神宮でみかけた木の実を紹介したいと思います。
まずはサカキ」

「漢字では木偏に神で【榊】と書きますね。
神社で祭られ、家庭の神棚にも供えられるサカキ。
日本神話で神様の居る場所に榊を立てたとう古事が元となっています。
こんな黒い実をつけるんですよ。」
「こちらは伊豆千両(イズセンリョウ)」

「千両に似ていて伊豆山神社に多いことからこの名がついたようです。
湿った地を好むようで、常緑樹の陰でみられます。」
「こちらは万両、お正月の生け花にもよく使われますね。」

「もう少し日が経つともっと実が赤くなり、おなじみの様子になります。
万両と千両は同じ仲間と思われがちですが
万両はサクラソウ科、千両はセンリョウ科と全く違う種類だとご存知でしたか?」
「最後に紹介するのはスギです。」

「茶色いこの実を生垣で見た方も多いかもしれませんね。
杉が社寺仏閣で多く植えられているのは
天に向かって真っすぐに伸びる様子が神の依り代と考えられたためです。」

「日本書紀によると、
「須佐之男命(スサノオノミコト)=神」が髭を蒔いてスギを、
胸毛を蒔いてヒノキを、尻毛を蒔いてマキを、
眉毛を蒔いてクスノキを創ったと記されています。
わたしはこれを知った時に驚いてしまいました!」

「秋は木々が様々に色づき、実りもあって
春とは違う楽しみがありますね。
少し風は冷たくなってきましたが、散策するのも良いですね。
では、ごきげんよう~」