綿柎開(わたのはなしべひらく) [美猫キャスター]
「こんばんは〜!
二十四節気では処暑となりましたが
まだまだ暑い日が続いていますね。」
「七十二候では綿柎開(わたのはなしべひらく)頃となりました。
綿を包む萼が開く季節だということですね。」
「古来から綿は大切な植物として扱われてきました。
糸を紡いで織物を作り、布団として暖かさを与えてくれるものでもあります。」
「綿はワタの種子から採れる繊維で
摘み取ったままのものを『棉』、種子を取り除いた状態のものを『綿』ですが
区別されることは少ないようです。」
「ところでコットンフラワーというと、この状態で売られているのをよく見かけます。」
「実際のお花は、こんな黄色い花なんですよ。」
「綿の栽培というと、東日本大震災の津波による塩害耕作地で行われた
『東北コットンプロジェクト』を思い浮かべる方も多いかもしれません。
稲作ができなくなった農地でコットンを育て農業を再開してもらえるようにと
アパレル関連企業と共に東北に安定した雇用を生み出すことを目的とされています。
国産のコットンは今や希少とさえ言われているので
東北で育ててもらえるのはありがたいことですね。」
「8月も下旬となり陽が落ちる時間も早くなってきました。
厳しい暑さに身体も疲れている頃です。
自分の体調を最優先で無理なく過ごしましょう。
キャスターのらいむがお伝えしました!」