無患子 [美猫キャスター]
「こんばんは~!
28日が仕事納めと言う方も多かったのではないでしょうか?」
「今日はこの大きな木を紹介したいと思います。」
「神社などでも見かける木で大きい木だと20mにもなるんですよ。
無患子(むくろじ)と言う木で名前の由来はこの木が家にあると
病を知らないとして「無患子」と呼ばれるようになったせつもあります。」
「魔除けの力があるとも言われるこの木には実もなります」
「実の大きさは2cm程度で秋には黄色く熟します。」
「中の実は黒く、数珠の材料としてもつかわれるんですよ。
その昔、お釈迦様は厳しい修行の中で無患子の種を108個つないで数珠を作り
弟子や如来様に配ったという伝説があります。
ところでこの黒い種、どこかで見た事があると思いませんか?」
「そう、羽根つきの羽根の黒い部分です。
羽根つきには、魔除けのおまじないという意味もあるのです。
古くは蚊は病気を運ぶ虫として厄介なものでした。
そこで蚊の天敵トンボをかたどった羽根をつけて
蚊を追い払ってくれるようにと願いをこめていたんだそう。」
「最近はお正月に羽根つきの音を聞くことも少なくなりましたが
猫にとっても厄介な病気を運ぶ蚊は払ってもらえた方がありがたいですし
人間の皆さんにはお正月に向けて羽根つきの準備もしていただきたいですね!」
「それでは良いお年をお迎えくださいね!
キャスターのらいむがお伝えしました~」