ビワ [美猫キャスター]
「こんばんは~!
週末は少し梅雨の中休みとなりそうな地方もありますが
うっとうしいお天気が多いですね。」
「梅雨の時期に旬を迎える果物のひとつにビワがあります。」
「形が楽器の琵琶に似ていることから、この名がつきました。」
おもな産地は長崎県、千葉県、鹿児島県など海岸沿いの温暖な地域です。」
「食用の栽培は江戸時代からされているのですが
薬用には奈良時代に中国から僧医より伝わってきました。
当時は薬の王様ともいわれていたのですよ。」
「天平時代、聖武天皇の后である光明皇后は『施薬院』を創立、
病に苦しむ人々の治療の為にビワの葉を患部に当てる
ビワ葉療法を採用したと言われます。」
「ところで『ビワの木を植えると病人や死人が出る」などの俗説があるのですが
これはビワの薬効を知っている僧たちが庭にビワを植えさせたいために
噂を広めたという説もあるんですよ。」
「ところでビワの花をご覧になったことはあるでしょうか?
こちらがビワの花です」
「花をつけるのは11月から2月と寒い時期で
蕾は防寒対策で毛でおおわれています。」
「ビタミンやポリフェノールが豊富に含まれると言われるビワの実。
気圧の変化で疲れた身体にいただくといいかもしれません。
それでは、ごきげんよう~!」