馬酔木 [美猫キャスター]
「こんばんは〜、ご無沙汰しておりました!
みにゃさまは桜が咲いたり、WBCで侍ジャパンが優勝したりと
賑やかな日々を過ごされていたのではないでしょうか?」
「各地で桜の開花も聞かれる季節になりましたが
この花も各地で見られるようになりましたね。」
「馬酔木(あせび)です」
「可愛らしいお花なのですが、実は全草にに毒があり
奈良公園では鹿も食べないことで有名です。
“アセボトキシン”という強い毒成分が含まれていて
この草を馬が食べると酔ったようにふらつくことからこの名がついたと言われます。」
「この毒成分を生かして、葉を煎じてその液を植物に撒いて
殺虫剤として利用されたりもしています。」
「馬酔木は古来から日本人が親しんできた植物で
万葉集には馬酔木を読んだ詩も詠まれていたことから
奈良時代末期頃までには庭園には馬酔木が植栽されて鑑賞されていたと見られます。」
「白い壺型の花の後には小さな実がつきます。
初夏の頃には赤みを帯びてこれも可愛らしいんですよ。」
「もちろんこの実にも毒が含まれているので食べられません。
これから色々な木々が花を咲かせて実をつけます。
花の後にどんな実がなっているのか探してみるのも楽しいですね。
それではご機嫌よう〜!
キャスターのらいむがお送りしました。」