伊勢神宮で見かけた木の実 [美猫キャスター]
「こんばんは~」
「今日は伊勢神宮でみかけた木の実を紹介したいと思います。
まずはサカキ」
「漢字では木偏に神で【榊】と書きますね。
神社で祭られ、家庭の神棚にも供えられるサカキ。
日本神話で神様の居る場所に榊を立てたとう古事が元となっています。
こんな黒い実をつけるんですよ。」
「こちらは伊豆千両(イズセンリョウ)」
「千両に似ていて伊豆山神社に多いことからこの名がついたようです。
湿った地を好むようで、常緑樹の陰でみられます。」
「こちらは万両、お正月の生け花にもよく使われますね。」
「もう少し日が経つともっと実が赤くなり、おなじみの様子になります。
万両と千両は同じ仲間と思われがちですが
万両はサクラソウ科、千両はセンリョウ科と全く違う種類だとご存知でしたか?」
「最後に紹介するのはスギです。」
「茶色いこの実を生垣で見た方も多いかもしれませんね。
杉が社寺仏閣で多く植えられているのは
天に向かって真っすぐに伸びる様子が神の依り代と考えられたためです。」
「日本書紀によると、
「須佐之男命(スサノオノミコト)=神」が髭を蒔いてスギを、
胸毛を蒔いてヒノキを、尻毛を蒔いてマキを、
眉毛を蒔いてクスノキを創ったと記されています。
わたしはこれを知った時に驚いてしまいました!」
「秋は木々が様々に色づき、実りもあって
春とは違う楽しみがありますね。
少し風は冷たくなってきましたが、散策するのも良いですね。
では、ごきげんよう~」