タカサゴユリ [美猫キャスター]
「こんばんは~
お盆休みという方も多いのではないでしょうか?」
「酷暑といえるほどの気温のなかで
凛と白い花をさかせているタカサゴユリを紹介したいと思います。」
「日本の固有種であるテッポウユリとよく似ていますが
タカサゴユリは台湾原産で、沖縄の方言で台湾のことを「タカサング」ということから
この名になったと言われています。
テッポウユリに似て葉が細いことから「ホソバテッポウユリ」とも呼ばれます。」
「テッポウユリに比べると丈も花もやや大振りで
横向きに咲く花はやや下向きになることが多いです」
「テッポウユリは純白の花ですが、
タカサゴユリは薄い紫色の線が入り外側の花被片は橙褐色です。」
「日本には1924年に園芸用に移入されました。」
「タカサゴユリは風に乗せて種子を広範囲に飛ばすことができ
道路わきのようなところでも繁殖する生命力を持ちますが
連作障害が出やすい植物であるためパタッと姿を見なくなることもよくあります。」
「海岸線から高地帯まで広く分布するのは
同じ場所で長く生きられないからなのでしょう。」
「日本全国で広く見られる花ですので
道路わきなどでユリをみかけることがあったら
それはタカサゴユリかもしれませんよ。」
「酷暑や局地的な大雨、地震に台風と
穏やかなお盆休みとはいかないかもしれませんが
身体をしっかり休めて、暑さを乗り切りたいですね!
それではごきげんよう~!」